気温が30度を超える日が少なくなり、涼しい日が多くなってきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、気をつけないと急に風邪を引いてしまう場合があります。
くしゃみが出たり鼻水が出たり。
でもこれって本当にただの鼻風邪でしょうか!? もしかしたら、実はこれ、秋の花粉症かもしれませんよ!
夏から秋の変わり目に発生する花粉症は、季節の変わり目の風邪と勘違いしている人が多いようです。
秋は春ほど花粉の飛散量が多くないので、症状はそれほど重くありません。でも、対策はしておいた方が良いでしょう。
春も秋も、花粉症の症状は基本的に同じ「鼻水」です。
水っぽい鼻水が出ていて、目が痒くなったり、特に天気の良い日にこのような症状がひどく表れるようであれば
花粉症の可能性が高いです。
秋の花粉症の原因
春の花粉症のおもな原因となるのは「スギ」や「ヒノキ」です。しかし、秋の花粉は別の花粉が原因となるんです。
- ブタクサ(キク科)
- セイタカアワダチソウ(キク科)
- ヨモギ(キク科)
- イラクサ(イラクサ科)
- カナムグラ(クワ科)
スギやヒノキなど「木」の花粉は、背が高いので風にのって飛散範囲が広いですが、
秋の花粉は「草」の植物が多いことから、飛散範囲がそれほど広くありません。
従って、原因となる植物・草の近くを通ったりした時に症状が現れます。
あと、意外に盲点なのが、TVなどで秋花粉の飛散情報が発表されません。
春は毎日花粉の飛散情報が発信されますが、秋の花粉はほとんど発表されないのです。
そのため、対策が遅れてしまって、気づいたら花粉症の症状が出てる、というパターンが多いです。
子供も注意が必要
秋の花粉症の原因となる植物は草原や土手に多く生えています。そう、子供がよく遊ぶ場所です。
そのため、子供の方が大人以上に花粉を吸い込んでしまい、気づかないうちに花粉症の症状が出ている事があります。
くしゃみや鼻水といった症状が出始めたら、「風邪」と同時に「花粉症」を疑った方がいいと思います。
最近は子供でも花粉症になる場合が少なくありません。
また、春に花粉症にならなかったからといって安心は出来ません。何故なら、春と秋は原因となる花粉の種類が全く異なるからです。
家の中でも注意
秋は花粉だけでなく、ダニやハウスダストなど室内でもアレルギー症状が出やすくなります。
特にダニは、夏の暑い時期に繁殖のピークを迎えます。
夏に繁殖したダニは乾燥の始まる秋にかけて死骸となって、畳や衣服、布団などに溜まっていきます。
春の花粉症と同じように外での対策だけでなく、室内での対策も秋には重要となるんです。
と言うことで、
秋の花粉症は鼻風邪と間違えやすいです。もく区別がつかない時は病院で診てもらいましょう。
花粉症ではなくて本当に風邪かもしれませんからね!